【本の感想】華やかな歌姫の心の奥は、あるひとりの人への想い

『M 愛すべき人がいて』
著・小松成美
発行・幻冬舎


歌姫というのは、浜崎あゆみさん。
あるひとりの人というのは、エイベックスの松浦勝人さん。

書籍は、浜崎あゆみさんが松浦さんと出会って
秘めた想いをこめて
歌手デビューして
恋人になって
売れて
すれ違って
別れて
そのあと、
っていうストーリーです。

ストーリーは、
浜崎あゆみさんへのインタビューがベースになってます。

著者の小松成美さんは、ノンフィクション作家なので
表現がけっこうあっさりしてます。

007頁2行目
「空気が妙に静かで」
なんで?
なんで「妙」なの?



「私」って誰なのか、はっきりわかる場面は
松浦さんからの電話なのだから、そこは丁寧に書くべきでは?

012頁4行目。
「あゆ、おはよう。今日の衣装合わせ、俺も立ち合うよ」

ここは「立ち会う」では?


わたしならこう書く。

「あゆ」
 彼の声はiPhoneから溢れ出て、私の中に入りこみ心の内側に広がる。
「おはよう。今日の衣装合わせ、俺も立ち会うよ」
「リハーサルも見られるの?」
 期待を込めて聞いてしまうと、彼は言った。
「うん。見るよ。最後まで」
 じゃあ後で、と、彼はあっさりと切った。
 あまりにさりげない言い方に、私は戸惑う。
 私はあの頃も今も「浜崎あゆみ」なのだと。
 

デビュー前後の恋人が、エイベックスの松浦勝人さんという告白なら、
デビュー後の恋人・TOKIOの長瀬くんとのことは
ぶちまけなくていいの?

その時は、あきらかにあゆと長瀬くんとわかる設定ながら
名前は買えて完全フィクションの体で
小説の形で発表してください。

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