
ツイッターでの名前を「@ファミレスで文章を書く人」としているように、ファミレス大好きを公言してます。
3月4月は、1回づつしか行ってませんが。
「ファミレス」と名のついたものには興味を惹かれるので、読みました。
『国道沿いのファミレス』
著者は 畑野智美さん(ツイッター)
ファミレスという場所で働く人々の話かと思ったら。
意外に、ファミレスでの場面は少なく、主人公の部屋とか周辺がよく登場するかなあ。
主人公の佐藤善幸は、ファミレスの正社員で、東京から地方の店舗に移動。
異動先は、生まれ育った故郷の町なんだけれど。
過去って、ある意味呪縛になっちゃいます。
呪縛を解くためには、真意を聞きまわることしかないかもしれません。
新しい職場の人々も、いろいろ。
働く場所って、自分の思い通りにならないこともあるし、意外な人がみかたしてくれることもあるから、面白いです。
読んでるこちらは。
人って、普段見せてる表情と本音が意外に違うものです。
自分は普通にしているつもりでも、他人からはどう見られているかはわからないし。
最後まで読んで、男性が主人公だし、へんに鈍いところがあるから作者は男性なのかと思ってました。
実は、女性の作家さんでした。
ここまで、男性が主人公の小説を書ききれるってすごいなあと、いっぺんでファンになりましたよ。
また、別の小説も読んでみたいものです。