
この本に収録されている三つの短編集の中から
いちばん大好きなのが
最後に掲載されている
『箱根ターンパイクおいてきぼり』です。
10代20代前半に読んで
30代後半40代になっても
ふと思い出すことがある小説です。
なぜか。
大きなバイクが出てきます。
箱根が出てきます。
ターンパイクと言う場所が出てきます。
そして、置いてきぼり、なのです。
片岡義男さんの小説の魅力のひとつは
登場人物たちが
常識にとらわれずに
自由に生きているところです。
何に対しても変なこだわりはなく
サバサバとしています。
もうちょっと
執着した方がいいんじゃないか
と思うくらいさばさばしてます。
その象徴が『箱根ターンパイクおいてきぼり』と
わたしは位置づけています。
だって
ふつう
誕生日祝いだからって
ハーレーあげちゃう?
“【本の感想20191204・13/100】あげちゃっておいてきぼり” への1件の返信