
片岡義男さんは
相当な万年筆マニアと痛感しました。
わたしは30年ほど前に
万年筆販売会社に勤めて
デパートで、万年筆を売っていました。
販売する立場の者からいうと
万年筆のメーカーと
中に入れるインクのメーカーは同じ
というのが基本です。
この本に出てくるように
パイロットの万年筆にペリカンのインクを入れて使う
ということは考えられません。
マニアの方はこうなんだなあと思います。
自分の書きやすい万年筆を
書きやすい紙で
なじむインクを追求してます。
ペン先をループで見て形を比べることも
やったことはありません。
ペン先の材質を確認することと
メーカーの名前と
デザインのシリーズの名前と
金額を覚えることはしました。
『万年筆インク紙』は文字の色も黒ではないのです。
青みがかった色です。
目に優しく読みやすいので
片岡義男さんのマニアックな文章も
どんどん読み進んでいきます。
“【本の感想20191204・11/100】筆記具の追求” への1件の返信